自分の役割を知っているからこそ、「やらなければいけないこと」が山積みで、自分の意思を考える暇もないと思うことはないでしょうか。
それは、もしかしたら、自分の意思に気が付く勇気から避けていることに繋がってませんか?
この記事の目次
- いま目の前にあること
- 自分の感情に触れる勇気
- 「どうしたいか」の先にあるもの
いま目の前にあること
あなたの目の前には、どんなことが広がっているでしょうか。
日々の仕事に追われてますか。
家族との関係に頭を悩ませてますか。
人間関係に振り回されて、疲れていますか。
明日のことが不安、お金の不安の中にいますか。
いろんな課題を抱えて、日々の仕事に追われて、毎日を過ごしている人は多いことでしょう。
自分のことを振り返るという感覚が湧く間もなく、日々の追われる。
目の前のこと、明日のことを考えて、一日が終わる。
慌ただしい毎日だからこそ、あえて小さな時間を作る努力が、必要な時もあります。
それは、よく言われる客観視することで、本当に進むべき選択、課題を乗り越える道が見えてくることがあるからです。
自分の感情に触れる勇気
先に、「本当に進むべき選択」、「課題を乗り越える道」と書きましたが、それは、自分の感情というものに、繋がっている場合があります。
日本では古くから、自分の感情を押し殺して、誰かのため、何かのため、努力することが、美徳のように言われることが多くありました。
身を挺して、努力することが良いとされる。
そこには、自分の『感情』なるものは、表に出すことなく事を進める。
寡黙に、『やるべきこと』を『責任を持って』やってこそ、素晴らしいとされてこなかったでしょうか。
でも、いまは大きな変化の時代です。
個人だけじゃなく、社会全体が、大きな方向返還をしようとしているとき。
いままでの経験や、社会の常識では、方法も、道さえ分からなくなることだってあっておかしくありません。
そんなときは、どうするのか。
それを見つけるために、自分の感情と向き合う勇気が必要です。
世間の常識や、周りの目では、解決できないことがやってくる。
そのときには、自分が「どうしたいか」とう視点が大事になってくると思うのです。
自分の感情を見つめる、それは、自由なようでいて、自分の感情なので、誰のせいにもできません。
だから、自分のことなのに、勇気が必要だったりするのです。

「どうしたいか」の先にあるもの
先日、小さな会社の経営者の相談を受けたとき、どうしたらいいかという悩みに、「ご自身は、どうしたいですか?」と質問を投げました。
それまで、会社を続けるため、働いてもらう人のため、どうにかしなければと考えてこられたそうです。
そこに、自分自身がどうしたいかなんて、考えたこともなかった。
そう驚き、はたと思考が止まった様子でした。
変化の世は、不安に感じることがたくさんあると思います。
売上が落ちる、これまでのやり方が通じない、会社を継続できるのか心配。
働いているけど、先が見えてこない、収入が落ちないか不安。
必死に考えたって、見えてこないこともあります。
そこで、必死に考えるのは、当然のことだと思います。
だけど、思うのです。
方法ばっかり考えたって、これまでの経験からしか、浮かんでこないんじゃないでしょうか。
だとしたら、自分が「どうしたいか」を考えてみて欲しいのです。
浮かんできたものは、いまは夢物語のように思えるかもしれませんが、自分の「どうしたい」という思いに気が付けたら、意識は、そこに向かって動こうとします。
そうすると、いままでとは違う視線、視界を感じられると思うのです。
「どうしたいのか」の先にあるものは、ここから先、自分が動く方向なんじゃないでしょうか。
動いた結果、辿り着くところは、最初に思ったイメージとは違うかもしれない。
途中は、苦悩が待っているかもしれない。
それでも、自分の感情、思いを大事に動けたら、違う道が見えてくると思うのです。
私自身、過去そんな風に乗り越えてきましたし、きっと、これからも乗り越えていくんだろうなと思います。
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