誠実な人の見極め方を知りたい【経営者のご相談】

人を雇って仕事をしてもらうとき、雇う側は、一度に大きなことを求めてしまうことがあります。
よく聞く言葉が、「誠実な人」。
一緒に働く仲間としても、求めてしまう「誠実な人」って、どんな人でしょう。

この記事の目次

  • 誠実な人の基準ってなに?
  • 一番求めるものってなんでしょう
  • 目線の高さを変えてみる

誠実な人の基準ってなに?

人を雇う経営者や、管理者になると、自分の指揮下で働いてくれる人に、つい求めてしまう『誠実な人』。
以前、ご相談を受けた方にも、そんなお話が何度か出たことがあります。

経営者だったその方の端々に、「どうして、思うように動いてくれないのか」そんな嘆きのような言葉が、出ていました。
そして、質問されたのが、「誠実な人の見分け方ってありますか?」でした。

これは、経営者だけの話じゃなく、どんな人でも、人と関わるとき、相手に誠実さがあったらと望むことはよくあるのではないでしょうか。
結婚するとき、一緒に同行するとき、などなどいろんな場面で思いますよね。
もちろん、私自身も思うときがあります。

でも、その望む「誠実さ」「誠実な人」の基準って、なんなんでしょう。
どんな人を誠実な人と思うのでしょうか。
そうやって改めて考えてみたら、それって、人それぞれ違うんじゃないかと思うのです。

一番求めるものってなんでしょう

先ほどのご相談の場合、社員が思うように動いてくれないと嘆きつつ、新しく雇うときには、誠実な人がいいと望んでいらっしゃいました。

そこで、質問を投げかけました。
「あなたの思うようにの思うは、ちゃんと伝えていますか?」
返ってきた答えは、「察してほしい」でした。

一緒に仕事をするときに、陥ることが、自分の思いと違う動きをする人への戸惑いでしょう。
「言わなくても分かるよね」
「前に言ったから、分かってるはず」
そんな思いを持ちながら、相手が動いてくれないと、イライラして嘆いてしまう。

本当にやってほしいことはなんでしょう。
テレパシーのように、言わずとも察することでしょうか。
それもあるかもしれませんが、一番は、『動いてほしい』『思うように仕事してほしい』ですよね。
だとするなら、伝えるってことは、何より大事だと思うのです。

目線の高さを変えてみる

自分の思いを大事にしたいなら、伝えることは、やっぱり大切です。
そして、伝えたうえで、もう一つ大事なことは、自分と人は違うと知ることです。
自分と同じに動いてくれる…そんな風に、無意識に思っているからこそ、当たり前のように期待してしまうのではないでしょうか。

同じ作業でも、同じものの見方でも、まったく同じにできる人は、この世にはいないないと思います。
そして、その違いがあるからこそ、補い合う立場や、支え合うバランスができるのです。

もし、「思いが伝わらない」、「どうして動いてくれない」そんな思いが湧くのなら、目線の高さを変えてみる意識を持ってみてはいかがでしょうか。
高さや、優劣ではなく、見方の角度です。
そうして見ながら、どんな言葉で、どんな方法で伝わるのかを考える。
同時に、相手の行動も冷静に見てみる。

目線の高さを変えてみる…そう意識しながら、人との関わり、伝え方をひと呼吸置いて考えてみると、自分にもひと呼吸させてあげられます。
自分にひと呼吸させてあげると、小さな余裕と余白が生まれます。
人と関わる場においては、そんな小さな余裕と余白が、柔軟に感じ取れる力になると思います。

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